熱を溜め込む都市

地球ビオトープと都市マネジメント

最近暑い日々が続いています。
温暖化のせいだという意見が大半です。
しかし、温暖化の影響を排除しても夏場の都市は快適とは言えません。
アスファルトとコンクリートに覆われた都市施設は直射日光の熱を溜め込みやすいのです。
都市ではない自然界の地面ではそのほとんどがバイオマスが覆っています。
バイオマスとは生物が生命活動により生産した産物の全てのことを言います。
生物が生産したもの、微生物が分解したものなどが大量に土中に含まれています。
その混合物には多くの水を含むことができます。
雨の日には水を吸収します。
晴れの日にはそれを蒸発させ、気化により地温を下げます。
更に、そこに植物が生えると蒸散により気温を調整する作用を増進させます。
植物体が生えると日陰ができて直射日光が地面に到達することを防ぐ効果も大きく作用します。
これだけのファクターを想像すると都市空間の熱の仕組みは非常にネガティブなことが分かります。

一部で新たな方針が見えるものの、私たちの生活はアスファルトを増やし、植物体を減らすポリシーは依然変わっていません。
自然との調和が都市には求められます。

木質に変わるもの

プランター植栽見本

「木質にとって代わる素材が求められている」という人がいる。

私も過去はそのように考えていたひとりだ。

木質は限りなく生産されている。
それは私たちが呼吸をしているのと同じく樹木も生きて代謝をしているということである。
その副産物が木質で、それは生命の遺体そのものなのだ。
それらの塊が一般にバイオマスと言われる生命副産物として地表を覆う堆肥であり、腐食連鎖により更なる生命を育み、そして動植物の食物連鎖の礎になるのです。
その動物の排泄物や遺体は再び植物の養分として植物体に吸収され、植物代謝により酸素を合成し、環境を整えて繰り返して木質を育む。

この流れがあって木質の代わりに何が必要なのだろうか?

木質は腐るからいけないという人がいる。
すべてのものは風化する。
要はどれくらいの程度で長く使えるかということである。
どのくらい使い続けられることが求められるのかとその人に聞いてみる。

「ずっと」という応えが返ってくる。

私たちは、直感でずっとと答えてしまうことがある。
しかし、永遠などあり得ない。
私たちはいつかこの世を去る。
それを避けることはできない。
それが嫌だと言っても始まらない。

理性のある人の答えは考えた末、
「10年」と答える。
ほとんどの人が「10年」という。
ほとんどの所有物に「10年」との願望を持つ。

自らの人生とその区分の時間を考えた末、感覚と経験とそして未来を鑑みてその時間を割り出している。

それで、10年以上この地上にも残るものは不要であり、ゴミとなって末の世を汚す。

建物などの耐久物は10年とはいわない。
30年、50年それ以上もある。
しかし、忘れてならないのは永遠には残ってはならないのだ。

最近、プラスチックの廃棄物が地球を汚す原因となっている。
それでもプラスチック製品は増え続ける。
その廃棄物は再生されずに最終処分場に送られて埋め立てられるのだ。
製造業者は言う「プラスチックは再生して使われるからエコだ!!」
結局は学びを行なっていないのだ。

いま、社会を動かしている人間は「逃げ切り世代」と言われる。
この先の未来は環境破壊が進み人々が住みにくくなるが、自分たちはこの世から去っている。
「次の世は君たち若い世代が頑張ってくれ」といいながら世の中の資源を浪費し、自然を壊し、エネルギーを使い、その対価を抱えきれないほどの財産としてこの世を去る。

「シニア」という言葉がある。
日本ではもっぱら「じいさん、ばあさん」の意味が強い。
多くの場合、企業が庶民に対して使う「シニア」はある意味愚弄にしている。

本来のシニアは経験を積み、物事を熟知した上で判断し行動する人をいうのだ。
当然若いシニアもいておかしくない。
私たちは卑怯な逃げ切り世代に成り果てず、後の地球を守るポリシーを持って、行動できるシニアになりたい。

森の素材で新製品 木製テーブル

本日は山の日。
私たちが山に効果的な影響を及ぼすことができるのは里山に対してです。
全くの自然の山に影響を及ぼすとしたら地球温暖化の結果としての気象変動や、工業による大気汚染、開発による森林破壊など、ネガティブなものばかり思い浮かびます。
良い影響を与えることはできていないのではないかと考えています。

しかし、昔から山や森に関係してきたことは、初めは開発であっても、自然に調和した行動もあります。
里山がそれにあたります。
木々を植え、育て、伐採して利用する。
この繰り返しが山に恵みをもたらしてきました。

ある時から、その効率を過大に求め、都市の要求に応えるために木々を伐採し尽くしました。
それでは足らぬとばかりに天然林をさらに里山としてきました。
やがて、里山が育ち恵みをもたらす時代になると今度は人間の数が減少し、
立ち行かない社会の未来も見え始めてきました。
作られた里山は放置され、森林も荒れ果てたのです。

現在、地球規模の森林破壊があります。
我が国ではその安さを理由に海外からの材料を取り入れ、自分たちの森林を有効利用していません。
日本の材料が高いのは当たり前です。
社会基盤が高い位置にある反面、エネルギー単価は高く、生活レベルも高いために人件費が高くつきます。
それでも森林にお金をかけないということは、そろそろ立ち行かなくなりかけています。

SITECでは、日本の森林の魅力を高めるエクステリアを開発しています。
今回ご紹介するのはガーデニング・テーブルです。
屋外で使用するために様々な工夫を取り入れています。
味わいも大切にしています。

素材は北海道~青森県の森林から産する持続可能な木材、ヒノキアスナロで作られています。