なぜ? SITECは熱帯雨林材を使わないのか?

熱帯雨林材とは赤道周辺にある常緑広葉樹帯に属する有用樹木のことをいいます。

南洋産ハードウッドなどとも呼ばれています。

1990年代、日本は余暇創出を狙いウォーターフロント整備などの事業を行いました。

当時の強い円を背景に、発展途上国の優れた木材を仕入れ、国内に流通させました。

森林は持っているが経済循環の乏しい発展途上国は買い手のある森林を伐採して存続していました。

このような国々では貧困が蔓延化し、政府が手に負えない無法者が横行する地帯となっていたのです。

一時の利益のために、未来を作る森を破壊していることなど顧みる余裕すらなく、今日生きることを実行しなければならないのです。

多くの日本国民はおそらく知らないことでしょう。

日本人はこういうことを知ろうとはしない国民性があります。

日本人が再生不可能な熱帯雨林を破壊しているという批判は欧州のNGOから発せられます。

この時点で事業に関係する人たちが気づき始めます。

しかしすぐには止められません。

次に地球温暖化の問題が顕在化し始めます。

このことを境にやっと日本人の殆どが熱帯雨林材を使用することをやめたのです。

地球温暖化の原因は、人間が必要とするエネルギーを得るために排出される二酸化炭素の絶対量があります。

もう一つは生じた二酸化炭素を植物が分解できる能力の大きさがあります。

この二つのバランスの悪化が温暖化の原因になります。

植物が光合成によって効率よく分解を行えるのは日光が強く、気温が高い熱帯雨林帯です。

このため、世界の二酸化炭素を分解する役目のほとんどが熱帯雨林が担っています。

熱帯雨林は破壊されると再生に数百年の年月がかかるといわれています。

人類の持続可能性は今も小さくなり続けています。

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