“GIGA-CON”

giga大型プランター

都市でガーデンを作る方法を紹介しています。
前回はフラワーベッド・フレームという花壇枠を使用して作る方法を紹介しました。
木製花壇枠の製品は、気楽に始められるものはsimpleレイズドベッド、大型でより大容量のものはsmartレイズドベッドがおすすめという内容でした。

今回は、舗装の上に置くことが前提だけど、


『大きめの花壇を作りたいが、移動しなければならないこともある』

という場合について解決策を記事に致します。

ガーデン用の植栽を作って、土の入ったそのまま移動できる大きいコンテナがあります。
フラワーベッド・ギガ・コンテナ(Flowerbed GIGA container)です。
花壇枠とことなり、底板が付いているタイプです。底板は頑強な大梁によって支持されています。

その特徴は、

1.サイズは最大W1600×D600×H660(mm)です。

2.ポストフレーム構造で頑強な強度で構成

3.耐久性のある木材で作られていて長く使える

4.内容用土バッグが付属していて用土がこぼれにくい

5.植栽と土が入ったまま人力フォークリフトにより移動可能

6.都会にマッチするシンプルなシルエット

7.連続で並べるとレイズドベッドのボーダーガーデンを作ることも可能

こちらはフラワーベッド・ギガ・コンテナ(Flowerbed GIGA container)の規格品サイトです。


この他に、SITECではプロジェクトに関するFlowerbed GIGA Containerの設計契約も承ります。

参考ケース:
★フラワーベッドベース設置例はこちらです。
★フラワーベッド・ポット設置例はこちらです。

屋外使いの木製品の常識

ベンチ,デザイン

木製品は屋外使用で室内使用よりもはるかに早く劣化します。
この劣化をいかに小さくするか、ということが木製品を長く使えるようにするポイントです。

実は、この方法について現在のあらゆる木工品製造者や製作に携わる職人は無視しています。
何時の時代からなのか、壊れたらまた新しいものを作ればいい、入手すればいいという思考が時代の幅を利かせ、作り手もこの考え方に最適化してしまっているからです。

そのため、木製品は価値のないものへのシフトが進み、どうせ壊れたり腐食するから、そうしたらまた新たに… となるわけです。

木工職人も長持ちする研究ができません。経済が伴わないからそんなことをやったら自らの利益が減ってしまうのですから。
20世紀後半には、壊れないものを作る商売は上手くいかないという商売人の話がありました。
壊れないものをつくる製造メーカーは、その製品が世間に行き渡ると新たに購入してくれるユーザーが居なくなるからということです。
確かに過去から現在迄の経済の面から見れば理屈 通りだと思います。

皆様もそういう理屈を聞くと『その通りだ!』と思うでしょうか?
『本音と立前で考えろ』と思うでしょうか。
その点、私は馬鹿者で『そんなことするのは正しくない』と思ったものです。
その様な理論があったとしても、長持ちするものを作りたいと思うのがモノづくり屋だと思うのです。
商売が上手くいかなくなるとしても、それとは切り離して良いものを作り残したいですね。

屋外木使いのことで京都 清水寺の大舞台は興味深いです。
大舞台は建築物というよりも構造物です。建築物は屋根があり、構造部はそれに覆われ雨を凌ぎます。
対して構造物は構造部分が風雨に晒されるという作りになっています。
この様な構造物では真面目に朽ちなく、長く使える工夫が施されています。
『なにもそこまでっ』と思われることも設計者や職人が真摯に実行しています。
例えば、大スパンが必要な長い部材にはそれに適した素材として杉材なのですが、重要な構造部分の素材は留め強度に優れる上に腐れにくいケヤキを使用しています。
その構造部の仕口部分にはその一つひとつに庇(ひさし)が設けられているのです。
仕口は水分の吸湿 膨張に耐える様に遊びが設けられています。
この考え方は建築や家具の作りに殆ど見受けられません。
私も屋外用木製品をデザインしたりする場合、特に屋外用の木製ベンチの仕口の方法は深く考えさせられます。
屋外構造物の経験値のない家具屋に見せればブカブカの仕口は笑われますが、家具屋が作った製品は屋外でバラバラに壊れます。

屋外用の構造物やエクステリアを高度に作る技術はあまり引き継がれたり、認知されていません。
そういった技術を発見、発明することもSITECの存在 意義と考えます。

特注対応承ります

トレリスポット

SITEC GARDEN SHOPでは規格品としてガーデニング・Toolを取り扱っておりますが、拡張型の製品も製作致します。
ご相談いただければ見積もりを致します。
全てのものが製作出来るわけではありませんが、時間と時期、ボリュームなどを考慮してお返事致します。