生物多様性保護思想の顕在と、生物破壊の同時行動

ここのところの環境問題の解決についての指針は、エネルギー改革と生物多様性の2つに焦点が当てられてると感じる。
エネルギー政策については、省エネルギーが市民に勧められたり、電気・ハイブリッド自動車の普及推進、そして暖房などについて再生資源の活用が求められている。
その殆どが電力についての改善であり、エネルギー企業の行動に期待される。
それ以外では暖房などは水素化、バイオマス化という一般家庭の選択により改善されるものとなる。

生物多様性についてはどうだろうか。
現在の生物多様性という言葉は、生物が生活する自然環境であったり、ビオトープのことを指して使われているように思う。
様々な環境活動があるが、我々は効果的な生物多様性の維持活動をしているだろうかと疑問だ。
多くの人たちが住む都市において、雑草が生えるのが嫌だからと除草剤を撒いて駆除したり、アスファルトを敷いて植物が生えない環境を作ったり、管理が大変だからと樹木を伐採してしまったりなどの行動が目立つ。

エネルギー問題は方向性が見えるが、生物多様性の効果的な改善行動は見えてこない。
生物多様性の確保は、包括的な倫理の普及が必要だともいえます。