補完

農園

私の恩師に定年後農園をしている方がいらっしゃいます。
始められてもう8年近くが経ちます。
毎年、年末になると仲間が集まり忘年会を行います。
皆、一年の近況などを聞くのですが、その恩師の毎年のお話の変化が興味深いので紹介いたします。

ある歳、小さなネズミがイチゴを荒らし、タヌキの一家も出没し、作物を荒らすのです。
ネズミは殺鼠剤で処分し、タヌキは籠罠で捉えて遠くに連れて行って放したのだそうです。
やれやれ。

次の歳、ドブネズミらしき大きなネズミが作物を荒らし、アライグマも出現して作物を荒らしたそうです。
ドブネズミはやはり殺鼠剤、アライグマは箱罠で捉えて役所へ出して処分したとのことでした。

これらから見えてくることは、一つの種がそこから居なくなると、また別の種が補完するということなのでしょう。

自然界と里地の出来事でなるほどと思わせます。

今度はどんなお話が聞けるのか楽しみです。

ESG ( Enviroment Social Gavanance )

札幌 大通り ガーデン

ESGとは、

1 Enviroment(環境)

2 Social(社会)

3 Gavanance(統治)

の頭文字をとった略語です。

これらはこれからの企業の目的に含まれるものと言われています。

過去、「企業の目的とは利益を上げること」と言われていました。

現在の地球環境や社会環境、そして企業統治の方法を見ると持続可能性に問題があるということが分かってきました。

その改善が求められ、これからは3つの項目を企業の目的に含まれていなければなりません。

あらゆる企業がESGに前向きで、その仕組みを装備する必要があるでしょう。

持続可能な木製クラフト

3種の木製品

ショーケースに3種の木製クラフトを展示して並べてみました。

右から

1.澪工房さんの精巧な家具
(https://www.mio-kobo.com)
精巧な家具は、室内ユースでいつまでも大切に扱われる製品です。
スツールや鏡、靴べらなどは何十年も、100年も使える製品です。

2.自立支援施設 工房もくさん
(http://www.kusanomikai.jp/publics/index/)
自立支援施設 工房もくさんの『木のZoo』は、はたらく喜びを実感しながら、じっくりと心を込めて作られています。
つくる人の手の温もりが、つかう子どもの手に伝わります。
大人になっても残っていそうなおもちゃです。

3.咲いてくのエクステリア・コンテナ
(https://sitecgarden.com/index.html)
サイテックのコンテナは、屋外の環境で景観を彩る製品です。
過酷な気候の中でプラスチックよりも長く、10年くらい景観を彩ります。

どの製品も人の手で、一つひとつ愚直に作られています。

作る効率は良くなくて、コストを下げるにも限界があり、非常に丈夫でもありません。

それでも、環境を壊すことは殆どありません。

それどころか、使ってもらうことで環境を良くするし、つくり手の個性、つかう人の個性が顕れることで、個性の意識、多様性の実感が見えてくると考えています。

つかった後も、最後に土や空気、水になって環境に戻ります。

森林の素材を育てるのも林業の人たちが働いてくれているし、このことは環境調整の機能などで都市の持続性を支えています。

森林と都市とのトレードは経済活動が媒体になります。

経済活動が活発になる森林木の仕事を発展させたいと思っています。

SITEC