外来植物

庭づくりを行うと外来種の繁茂が目立ちます。
セイヨウタンポポ、イワミツバ、ユフランスギク、ノラニンジンなどが旺盛です。
他にも名が分からないものが多く発生しています。

外来種の問題は、それが在来種を侵害し生態系のバランスを崩し、やがては環境破壊に繋がることです。

外来種は都市(まち)づくりでも多用されていますが問題になっていない部分もあります。
私の住む札幌では、
あかしあ(ニセアカシア)
ライラック(リラ)
プンゲンストウヒ
などがあります。

この中のアカシアはマメ科の落葉樹でフジの様な甘い香りの花をつけます。
花期には辺りを良い香りで包みます。甘い蜜は質の高い蜂蜜の原料になります。
このようなことから重宝され、伐採を拒む声も聞こえてきます。
しかし、ニセアカシアは旺盛な繁殖力により北海道中に広がり、山一面を覆い尽くしている風景さえ見られます。
他の樹木よりも早く成長し、樹木の主幹を駆除してもすぐに根から新たな幹が伸びてきます。新たな幹には薔薇よりも大きく鋭い二双の棘が備わるようになります。反発力が強く逆境に耐えるのです。

数が増えたニセアカシアを駆除することは相当難しいと考えられます。
山々を覆い尽くした後の、在来植物への影響が心配されます。

除草剤

木々の緑も生え、ようやく春らしくなりました。
札幌もようやくグリーンシーズンの到来です。

グリーンシーズンを通して違和感がある殺風景な景色があります。
芝生の枯れ果てた残骸が残る土地にマツヨイグサが盛んに生えています。
マツヨイグサは外来種の草本類です。
除草剤を撒いた跡に見られる風景です。
もう2年もそんな風景が続いています。
除草剤の毒性が継続しているわけではないとは思いますが、一度 壊された草原はなかなか元には戻りません。

このような結果となり、除草剤を使った人は目指した目的を達成できたのだろうかと不思議に思ってしまいます。

この季節になると大量に売り出される除草剤。
ドラッグストアでも入り口近くに山積みに売られているのでたくさん売れるのでしょうね。

野の花や樹木を邪魔者扱いする都市、自然から情緒を得る日本人の心情は崩れてしまったのだろうかと思ってしまいます。

社会貢献活動

最近流行りの行いに社会貢献活動があります。
最近と言っても10年ほど経つでしょうか。

これは定年を迎えた団塊の世代が仲間を集めてボランティアをするといったものが多いように見受けられます。
団塊の世代は活動的です。健康な人が多く、若々しくも見えてきます。
学生運動などを行い社会批判なども、時には強烈に行った世代も含まれます。
豊かな時代を背負ってきたありがたみからも社会貢献活動をして還元したいと考えているのかもしれません。

しかし、私はそんな世代の人たちと交わりながら社会科貢献活動を見守ってきましたが、ふと、疑問に思うことがあります。

ボランティアは本当に社会貢献なのだろうか?
だとしたら、経済活動をしている現役世代は社会貢献活動ではないのか?
いや、現役世代こそ社会貢献活動を行なっているのだ。
団塊の世代でも選択をして、あるいは必要に応じて現役で働いている人たちが多くいます。
この人たちは社会貢献活動をしているのですね。

私は、ボランティアよりも経済を発展させる現役で働いている人たちの方がよほどすごい社会貢献活動をしていると思っています。

ボランティアを行うよりも、経済活動を行う方が社会貢献度は高いといえると考えますが如何でしょうか。