近年は”オーガニック”(有機)が食品やガーデニングでも話題でユーザーの関心と嗜好をくすぐっています。
しかし、その分野の商品価値といえばそれに応じた成長を遂げていないように見えます。
このことは市場に関して作り手の影響力が小さいという理由があると思います。
ユーザーとの取引を行う売り手は他人よりも多く売り、支配に向かうことがが”成長”だと信じているようです。
そのため、最後の手段として低価格主義に向かいます。
功を奏した低価格主義は商品の価値を下げる指向性があるため、作り手の利益は小さくなります。
それが本来ユーザーが求めているオーガニックにしても、結果的に見ればそれを”ユーザーが支持しない”というように現れます。
オーガニックがどれほどユーザーの役に立っているかという数値が観えればもうすこし合理的な結果が現れてくるように思います。
このような、個別のユーザーが何を選択してその結果どのようなメリットがあるのかという問題は、マクロ経済で考えた方が成果が見えるのかもしれません。
最近何かと話題になっている”持続可能性”という言葉はマクロの視点から物事を見る方法としてユーザーの材料になるのではないでしょうか。