フラワーベッド・コンテナは都市景観を豊かにするために作られた製品です。
1970年代から 多くのFRPプランターが都市に設置されました。
景観を良くすることが目的だったのです。
設置してから1、2年は美しさを保っていました。
しかし、3年経ったくらいから劣化が目につき始めました。
プラスチックは紫外線やスモッグなどから損傷を受け、表面は劣化して黒く変色したりします。
カドが欠けたり、割れてしまったり、割れた箇所が欠落して中空の内部が露出してしまっているものも珍しくはありませんでした。
もとはといえば、景観を良くしようとする製品だった筈なのですが、3年ほどで都市の風景を犯してしまうということが起きていました。
プラスチック製のプランターでは景観を優れたものにすることができないのだということが分かったのです。
景観を良くするために、プランターとは異なる方法で植栽を彩る製品づくりを行おうという構想がスタートしました。