”Perennial” は絶えないという意味のワードですね。
”Perennial Garden” は ”多年草ガーデン” という意味になります。
多年草に対し、一年で枯れてしまうものを一年草と呼んでいます。
1年か2年くらいのものは一二年草と呼んでいます。
ここで”草”というのは”草花”、分類上の”草本”というものを指します。
植物はそのガーデン材料としての素材から大きく2つに分類することが出来ます。
木質になる”木本”、木質にならない”草本”です。
更に、ガーデンを作る上での都合上、木本(もくほん)を”木”と”潅木”に分類します。
”木”は中高木などで、”潅木”はそれほど大きくならないものや、幹が太く成長せずに数年で更新されるもの、中空な構造のもの、つる性のものなどがあります。
とりまとめると、木・潅木・草という3つに分類できます。
そして、草はその寿命の長さで一二年を目処に分類して考えます。
一年草でもなく、一二年草でもないものを多年草と呼びます。
多年草は宿根草と呼ぶことがあります。
厳密に捉えると多年草と宿根草は異なります。
四季がはっきりしていて冬季は休眠越冬する地域では草の地上部が枯れます。
それでも根が宿り越冬するものを宿根草と呼びます。
更に、球根で越年するものを球根植物といいます。
球根は多くの場合、植物の部位で見ると根ではなく、茎だったりします。
越冬するものの全てが宿根ということではありませんが、ひっくるめて宿根草と呼んでいます。