企業の倫理的行動

企業の目的は何か?
「利潤を追求する組織である。」
という答えはもはや正確ではありません。

例えば、企業が自社の消費材を求め購入する理由は、
「それが一番安いから」というのが最も多いのではないでしょうか。
この場合、その材がどのようにして商品になっているのかは考えていない。

「企業の社会的責任」が問われる時代です。
商品のトレーサビリティーを確かめることも必要です。
どのようにして供給されている材なのか。

大手コーヒーメーカーが、その優位性を利用して、苦境に立つ現地農家から豆を買い叩いて購入していたこと。
ブランドスポーツシューズメーカーが、労働者に対し不当な労働慣行を行い、大きな利益を得ていたこと。
これら二つのことは海外で社会的責任の一例として説明される内容で実際に起きていた出来事です。

日本では上記ような話を聞くと、当たり前のことだという意見も多く聞かれます。
ということは、日本社会にはそんな問題が蔓延っているということになります。

社会的責任を果たすためには、倫理を学ぶ必要もあるのでしょう。