春先にはチューリップが咲いていた植木鉢です。
ニッコウキスゲの花期はとても短く、儚さがより美しく引き立てます。
いきいきとした植物で快適なガーデンを作ります!
ところで、景観資材について見てみましょう。
景観資材の目的は【景観を良くする】という目的で設置されます。
であれば、景観資材の耐久性は景観を維持できる年数が耐久性となります。
まあ、しかし実際にはそうはなっていません。
プランターについて見てみましょう。
一般的に多く使用されるのはFRPのプランターです。
FRPとは、ガラス繊維などを混ぜ合わせたプラスチックのことをいいます。
プラスチックは強度が弱いので、繊維を入れて強化しているのです。
FRPはプラスチックの様に割れなくなったかというと、残念ながら割れます。
ヒビが入った箇所に繊維が残っているのでバラバラにはなりませんが。
このことは、繊維で強化した様々な素材でも同様なことが言えます。
例を挙げると、繊維で強化した石質素材もそうです。
セメント系の素材に繊維を混ぜ合わせたもの、粘土質に繊維を混ぜ合わせたものなどもそのうちに入ります。
これらの素材を使用した製品は、割れはしませんがクラックが入るのです。
クラックがはいった製品を景観をつくる必要性のあるところに設置したままにするでしょうか?
ここで出てくるのが景観維持性能です。
ヒビが入っても植物を植えるには問題がないので使用耐久性は維持しています。
しかし、景観を良くするための資材なのに、景観に悪影響を与えてしまうならばもはや景観維持性能はマイナスです。
多くの人は景観上大事な場所にクラックの入った製品を置いておきません。
この様に見ると、プランターの耐久性は景観維持性能に依存するということになるのです。
実際に、クラックの入ったプランターを、表通りに置いておくということはありません。(例外を除く)
多くの人は撤去しています。
この様にしてみると、繊維質性プランターの景観維持性能は10年もないのです。
さて、次に木製プランターはどうでしょうか?
木製品の場合、新しいのもよければ、古くなった姿もまた風情が出ます。
その様なことから見れば、木製の景観資材の耐久性は使用耐久性とほぼ一致すると言えます。
つまり、壊れるまでが使える年数となります。
ただ、一般的に木製品は耐久性が低いと思われがちです。
2、3年で壊れるというふうに多くの人は思っている様です。
木製品でも長持ちする製品はあります。
設計 → 使用 → 検証 → フィードバック
という製品改良を行なっていけば10年使用できる製品は出来るのです。
SITECの木製プランターは、
塗装の更新などのメンテナンスを行うことにより、使用耐久性および景観維持性能は10年です。