日本でも環境汚染の問題を解決するためにプラスチック新法が施工されます

木製 大型 プランター

この4月からプラスチックを規制するプラスチック新法が施工されます。

プラスチックを巡る環境問題は相当以前から認知されていましたが、対策としては殆ど手付かずの状態でした。
最近話題に上がるのはマイクロプラスチックによる海洋汚染です。
製品プラスチックが使用を終えて環境に放出され、外力による細分化、更に紫外線の化学反応による変質細分化されることによりマイクロプラスチックが発生します。
これが、重力プロセスにより海へ放出され、海洋環境に悪影響を与えるというものです。

プラスチックの環境問題は、SITECとしても相当以前から認知しており、何とかしたいと考えていました。

このような問題を解決することも含め、SITECでは国産木材を利用して製品づくりを行なっています。
地域木材の利用は地域経済を活性化し、都市と産地のリレーションを広げる作用もあります。
2015年のSDGs採択より、これらの活動は更に加速されています。

理想はグリーントランスフォーメーションというけれど、日本では樹木皆伐、雑草枯葉剤散布

都市の緑

本日も行政が河川土手の雑木を伐採(皆伐)して住民から非難を受け、お詫びをしている場面がニュースになっています。 つい先日はお城の緑豊かな庭の樹木を強伐採して県知事が調査に行き遺憾を表明している場面が伝えられました。

こういう話を聞くと、さもあらんと思います。
このような皆伐に類する強伐採は今の日本では起きて当たり前だと思うのです。
なぜならば、多くの人が樹々や草花を鬱陶しく考えるようになってしまっているからです。

最近よく話題になるものにグリーントランスフォーメーション(以下GXと記)というワードがあります。
GXは気候変動防止の観点から経済のデカップリング関する内容として捉えられることが多いのが現状です。
脱炭素に象徴されるものばかりが表面に現れて目に見えてきます。
例を挙げると、産業および生活に関する部分の化石由来のエネルギーを自然エネルギーに切り替える(だけ)というものなどです。

しかし、本来はGreenとは環境の象徴だけに留まらず、環境変動の抑止、ビオトープの保存、生物多様性の保護などの意味合いを含み、Sustainableな地球環境を作る活動全体を表すことであり、またその行動のことではないでしょうか。

最近、都市や住環境では立木を邪魔者として伐採するケースが多くなっています。
落ち葉が困ると言うことが多いらしいのです。
アスファルト舗装が大半の地面を覆うようになると落ち葉が環境を汚すという意識が強くなったようです。
本当はアスファルトが環境を壊しているのですが。
生存可能な環境にはなんとか草花も育ちます。
ですが、都市では除草剤で邪魔者として不毛を求めます。
生命が存在することを嫌ってしまっています。

グリーントランスフォーメーション(GX)とは何を求めているのか、住み良い環境とは何かを根本から考えてみることも必要ではないでしょうか。

SITEC

『住みつづけられるまち』〜SDGsより〜

札幌 大通り ガーデン

SDGsには『住み続けられるまち』という目標があります。
さて、皆様はこれをどの様なことだと考えているでしょうか?
この記事では、『住みつづけられるまち』について記載します。

SDGsは、2015年9月 国連で採択された世界の持続可能な開発目標です。
2030年のあるべき世界を目指し、世界192カ国が、17の目標と169のターゲットを採択しました。

この17の目標の中の一つに『住みつづけられるまち』というものがあります。
この目標はどの様なことなのか、そしてそれを達成するためにはどの様な行動が必要なのか。
考えてみたいと思います。

確実性を高めるため一つひとつの意味を確認してみます。
この項目の原題版の英語では”Sustainability City and Community”となっています。
wordの一般和訳は以下です。
◾︎Sustainability:持続可能性
◾︎City:都市、市民
◾︎Community:地域社会、共同体、社会、公共
日本語の補足説明として、「都市と人間の居住地を包括的、安全、強靭かつ持続可能にする。」とあります。
包括的、安全、強靭は日本語として、意味の補足が入れられています。
◾︎包括的とは、全ての意味を網羅しているさま、総合的なさまということでしょう。
◾︎安全とは、危険が及ばない。
◾︎強靭とは、しなやかで強いこと。

私の理解は次の様になります。
『地域社会を、継続できなくする要因に対し、安全な抗力を持つこと。』

さて、これらの目標を叶えるためにはどの様な行動が必要なのかを考えてみます。
地域社会を持続可能でなくする要因とはどの様なものがあるでしょうか?
自然災害があります。環境破壊があります。紛争などがあります。不調和などがあります。

SITECが行う事業の中には緑化やガーデニングがあります。
ガーデニングは都市環境を住みやすくします。
例えば、木々や草花を育てると、温度変化が緩やかになり過ごしやすい環境が作られます。
これを地域的に行えば効果の大きな広がりが期待できます。
ガーデニングや緑化は、人の精神面にも良い働きをもたらせます。
コミュニティーの活動にも発展させることができます。

「個人で」、「コミュニティーで」 を問わず、地域広範に行われるガーデニングは景観を優れたものにします。
広い面積の緑化はヒートアイランドの防止に役立つ可能性もあります。

SDGsの「住みつづけられるまち」の行動はガーデニングで如何でしょうか?