里山を持続させるマネジメント 〜地域材を利用して都市に花を〜

プランター,大型

咲いてくは人が持続的に生きて行ける環境づくりをマネジメントします。
その中の一つの行動として、人間の生活を支える森を育てる事業を継続的に行なって生きたいと考えています。
現在の都市社会には膨大な人数の人々が生活しています。
しかし、人間が生きていくために必要なバイオマスは都市には殆ど存在しません。

都市が必要とするバイオマスは自然の中や里山・里地が提供しているのです。

咲いてくでは里山を整備する事業として日本の林産材を育て・利用することを推進しています。
植林 → 育林 → 伐採 → 植林…を繰り返して資源を枯渇させずに利用し、環境を整える森林の機能を最大にする事業です。

現在行なっているのは、地域材の利用促進を考慮した地域山林の利用です。
北海道産材のカラマツと青森県産のヒノキアスナロを組み合わせたフラワーベッド ベースを製品化しています。
製品は都市景観を彩るものです。

このように、山林の資源を利用して都市景観の質を向上させ、同時に都市経済を森林管理に循環させる事業を確実に作り上げたいと考えています。

製品は都市での利用に配慮したデザインと機能を持ち合わせたものを狙って作られています。

また、海洋環境や土壌環境を汚染する再生不可能なFRP製品の利用を食い止めるためにも地域木材を使用した製品の普及に努めます。

持続可能性を追求する人類

アフリカに発生したバッタの大群は大陸を越え、インドに至ったとききます。
このバッタたち一体何の行動をしているのかというと、

彼らなりの持続可能性を探しているのです。

自分たちの種を増やして大発生する生物は全てそのようになっています。
私たち人間から見て、そこに未来の発展がない単なる「明日なき暴走」と思えるようなことでも種は挑戦します。
その繰り返しの中で、なんとか生き残る種と絶滅する種が分かれます。

全ての生物はDNAに持続可能性の追求が組み込まれています。
ここがAI(人工知能)と異なるところです。

AIが人に変わって地球を支配するという議論がありますが、現在のAIの考え方では不可能です。
現在のAIは持続可能性の行動を取ることができません。
だからそれを持つものに取って代わることはできないのです。

いま、地球上で持続可能性のポリシーを持ち、且つ知能により行動できる種は人類しか存在しません。

果たして、人類は持続可能な存在になりうるのでしょうか?

街中の樹がなくなることを望んでいないか?

街の中の木を邪魔もの扱いする人が多い。
集合住宅に住んでいる人は顕著だ。

例えば40世帯も住んでいるマンションの外構には広い敷地に3mに満たない樹が5本ほどしかない。
敷地外の樹には特にうるさい。
花木の花や葉が落ちて敷地に入るのが嫌なのだそうだ。
それだけ嫌うのだったらいっそ樹のない世界に住んでしまっては如何かと思う。

モアイ像で有名なイースター島には人が居ない。
その昔、森林が豊富な熱帯雨林の島であったという。
木材を利用するために伐採してしまったのだそうだ。
あるところまで伐採すると気候が変わり、土壌が変わる。
水を蓄えられる土ではなくなるのだ。

やがて残った木々も枯れ果ててしまった。
そして草木が生えない、動物も生活できない環境になってしまった。
人々は島を捨てるしかなくなった。

都市も同じ運命をたどるだろう。
まだ気候は変わっていないか?

選択しているのは都市の住民だ。