外来植物

庭づくりを行うと外来種の繁茂が目立ちます。
セイヨウタンポポ、イワミツバ、ユフランスギク、ノラニンジンなどが旺盛です。
他にも名が分からないものが多く発生しています。

外来種の問題は、それが在来種を侵害し生態系のバランスを崩し、やがては環境破壊に繋がることです。

外来種は都市(まち)づくりでも多用されていますが問題になっていない部分もあります。
私の住む札幌では、
あかしあ(ニセアカシア)
ライラック(リラ)
プンゲンストウヒ
などがあります。

この中のアカシアはマメ科の落葉樹でフジの様な甘い香りの花をつけます。
花期には辺りを良い香りで包みます。甘い蜜は質の高い蜂蜜の原料になります。
このようなことから重宝され、伐採を拒む声も聞こえてきます。
しかし、ニセアカシアは旺盛な繁殖力により北海道中に広がり、山一面を覆い尽くしている風景さえ見られます。
他の樹木よりも早く成長し、樹木の主幹を駆除してもすぐに根から新たな幹が伸びてきます。新たな幹には薔薇よりも大きく鋭い二双の棘が備わるようになります。反発力が強く逆境に耐えるのです。

数が増えたニセアカシアを駆除することは相当難しいと考えられます。
山々を覆い尽くした後の、在来植物への影響が心配されます。

スーパー・ラット ”Super Rat”

前回ねずみのお話を書き、その時にもう一つのねずみのお話を思い出しましたので記事にします。

ナーセリーをしている方のところに時々寄らせてもらっています。

訪問したある時、ネズミの被害でちょっとした騒ぎになっていました。

土場で、引き出しのついた戸棚の殺鼠剤が食われているのだそうです。

鼠の死骸も発見されず、何度も繰り返されているとのこと。

スーパーラットの仕業だということでした。

説明を聞くと、殺鼠剤の毒に耐性を持つネズミの仕業だというのです。

殺鼠剤を食料にして好んで食うネズミをスーパーラットというのだそうです。

100匹の内、1匹に耐性があって生き残るとすると、耐性を持つ2匹がつがいになり、スーパーラットのみが生き残るのです。

スーパーラット以外のねずみは殺鼠剤で存在しなくなるので全てのねずみがスーパーラットになるのです。

なるほど自然の仕組みはすごいですね?