生物多様性保護思想の顕在と、生物破壊の同時行動

生物多様性、除草

ここのところの環境問題の解決についての指針は、エネルギー改革と生物多様性の2つに焦点が当てられてると感じる。
エネルギー政策については、省エネルギーが市民に勧められたり、電気・ハイブリッド自動車の普及推進、そして暖房などについて再生資源の活用が求められている。
その殆どが電力についての改善であり、エネルギー企業の行動に期待される。
それ以外では暖房などは水素化、バイオマス化という一般家庭の選択により改善されるものとなる。

生物多様性についてはどうだろうか。
現在の生物多様性という言葉は、生物が生活する自然環境であったり、ビオトープのことを指して使われているように思う。
様々な環境活動があるが、我々は効果的な生物多様性の維持活動をしているだろうかと疑問だ。
多くの人たちが住む都市において、雑草が生えるのが嫌だからと除草剤を撒いて駆除したり、アスファルトを敷いて植物が生えない環境を作ったり、管理が大変だからと樹木を伐採してしまったりなどの行動が目立つ。

エネルギー問題は方向性が見えるが、生物多様性の効果的な改善行動は見えてこない。
生物多様性の確保は、包括的な倫理の普及が必要だともいえます。

JAPAN FOREST WOOD BENCH

座板がメタルのベンチを作ったことがある。


座ってみてどうですか?

えっ?

冷たくないですか?

確かに冷たい。

ベンチは木で作るものですよ


それからベンチは木で作ることにした。

教えてくれたその人の笑顔は今でも忘れられない。

薪ストーブ

野の ペレットストーブ

北海道札幌では本日とうとう最低気温10℃となった。
気候のことでいうとあまり良いこととは感じられない季節の到来だ。
秋を楽しめれば良いのだが、骨身にしみる寒さにはそれにも増して下げる。
生命体は持続性を求めるので、人間心理も快楽感よりも危機感を優先させるようだ。
人によりその感じ方は二分されるかもしれないけれど私はそう感じる。

この数年、冬の唯一の楽しみはストーブになった。
これは本当に極上の唯一の楽しみだ。

この季節になるとそろそろ薪を準備しなければならない。
寒くなると薪を準備するのも労力が大きくなる。

薪ストーブの良いところは体が芯まで温まる。
しかも暖かさが持続するのだ。
この暖かさには幸せを感じずにはいられない。

薪ストーブは良いことばかりではない。
薪を準備することも大変であるが、点火と燃焼持続の作業が必要だ。
石油やガスストーブの様に自動化されていないのでその都度薪を入れ続けなければならない。
点火の時は煙が逆流することもあり、部屋中煙が蔓延して不快になったり、家族にも大迷惑がかかる。
煙の匂いが衣服や鞄などの持ち物に付着して出先で匂いを嗅がれるなどの後遺症も残る。
定期的に煙突掃除もしなければならない。
以上のデメリットにはため息ばかりであるが、これはストーブの効果が勝る。

薪ストーブの良いところとして、
客観的な理由がある。
バイオマス燃料であり、持続的な地球環境を構築できる。
このことは人類全体に貢献できるということだ。

『薪ストーブのメリットは解るが、前述のようなデメリットは困る』
という人にも良い選択肢がある。

『ペレット・ストーブ』

森林資源の再利用だ。
林業副産物をチップ状に加工したものだ。
ストーブは自動でチップを供給できる製品もある。
これは便利だ。
煙突を必要としないFF式の製品まである。
ペレットは日本製を使いたい。
地域と日本創生、森林管理に貢献できる効果がある。

COP21、SDGs の行動として何をするか?

ペレットストーブも有効な方法だろう。