レイズドベッド・テーブルにイチゴ🍓 ローズ・ベリー・レッド🌺を植栽

レイズドベッド・テーブルに花も実も楽しめるフラワーベッドをつくる

レイズドベッド・テーブルにイチゴを植栽しました。
昨季から植栽していたのですが、繁茂し過ぎてやり直しです。
今回は、サントリーさんが作出した’ローズ・ベリー・レッド’です。
この名称は二つの意味を持っているのでは?

1. Rose Berry : バラの花(の様なイチゴ)
2. Very Red:とても赤花(のイチゴ)

つまりシャレです!

そうなんです!
このイチゴはバラの様な花を咲かせるのです。
八重咲きです。
基本的に真っ赤な花です。

赤花のローズ・ベリー・レッド

個体によっては色が薄くピンク色のお花もあります。
赤花のローズ・ベリー・レッド
花色に個体差があるということはF1品種と見受けられます?
花の美しさも、果実も楽しめるという楽しさ倍増のいちご品種です!

この様ないちご🍓をレイズドベッド・テーブルに植え付けることはインクルーシブなガーデニングのヒントなると考えました。

さて、このレイズドベッド・テーブルは、

『見本としてはちょっとネンキが入りすぎじゃね? 』

と思われたのではないでしょうか?

そして、

『それにしても陳腐化した売り物で見本をつくる神経? 』

はい、確かに一般的にはこのような

使い古しの製品』で植栽見本を作ることはないでしょうね?

しかし、ガーデニングにはネンキがあってこその『趣』とする考え方があります。
屋外で使用するガーデニング道具はネンキが入ってナンボということですね。

しかし、ネンキによって計画よりも早く壊れては元も子もありません。
SITECではフラワーベッド・ベースの製品の使用期間は10年として設計しています。
製品種類の特性や使用条件などによって違いはありますが、フラワーベッド・コンテナ、フラワーベッド・ポット、フラワーベッド・テーブルは10年間の使用期間をクリアできる場合が多いです。

この植栽づくりで使用している写真のレイズドベッド・テーブルは、

弊社が屋外で暴露試験して8年が経過しています。

(※暴露試験とは?:屋外に晒して実際にどのくらいの劣化があるのかを見極める試験方法。)

その間、塗装の上塗り補修は、今回を含めて3回行っています。

内部の状態をみると、ガタつきなどはなく、設計通り10年の使用はクリアできそうですが、腐食の面から見ればそれ以上の使用は未知です。

そこで、10年よりも長持ちする試みに挑戦するということです。

この度の植栽づくりには、現在 全てのフラワーベッド・ベースに標準装備しているWPCx2を使用経過中の製品に施して耐久性を伸ばすという試みも含みます。

WPCx2の施工

既存植栽を分解して、新規フラワーベッドつくる準備をします。

8年間の間、植栽で使用していたフラワーベッド・テーブルはそれなりに劣化しています。

耐久性の高いヒノキアスナロ材を使用したとしても有機物の劣化を避けることはできません。

土と触れる部分の劣化が目立ちます。

そして、これを改善するのがWPCx2の仕組みです。

今から思えば、新規の段階からWPCx2の仕組みを開発・設置していれば劣化は少なかっただろうと予想しています。
使用していたフラワーベッド・テーブルの準備

耐久性を高めるWPCx2をセットしました。
WPCx2は、
1. ウォーター・プルーフ・カーテン & カバー:ウォーター・プルーフ・カーテン → 内側側面を防水カーテンで保護
2. ウォーター・プルーフ・カーテン & カバー:ウォーター・プルーフ・カバー → 底板部を防水カバーで保護
用土バッグで内用土の流出を防ぐ

色の剥げている部分の塗装も施しました。
WPCx2の設置

用土バッグをセットします。用土バッグは2023年から厚手の仕様になっています。
用土バッグの設置

鉢底石の設置については賛否ありますが、私の場合は用土の通気性を高める観点から設置します。
鉢底石の敷設

基礎用土を入れます。
基礎用土を入れる

元肥のすき込み
イチゴ用の元肥でチッソ・リンサン・カリ=3:7:4 のカリウム と比重が非常に高い仕様。
ナットクです!
元肥のすき込み

花苗の配置
花苗の配置

マルチング材としてエゾ礫を配置
マルチング材としてエゾ礫を配置

レイズドベッド・テーブルにイチゴとカスミソウの植栽の完成
レイズドベッド・テーブルにイチゴとカスミソウの植栽の完成

今回は、インクルーシブなレイズドベッド・テーブルにイチゴの植栽をつくりました。

この耐久性向上対策の効果は、一定の期間後に調査していきます。

また、次回も参考になる植栽をつくりますのでご覧ください。

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