小樽のを眺めてきました。
ここの、冬の海は荒れ狂っていることが多いのですが、この日はうねりはなく、少しの風と雪が降っている模様でした。
正面の山の向こうが札幌方面になります。
小樽のを眺めてきました。
ここの、冬の海は荒れ狂っていることが多いのですが、この日はうねりはなく、少しの風と雪が降っている模様でした。
正面の山の向こうが札幌方面になります。
連日寒い日々が続いています。
冬真っ只中だからそうでしょうね。
明日からは記録的な寒波が襲って来るそうです。
ストーブを焚いて凌ぎます。
高耐久性 業務用 大型コンテナ・プランターのシリーズです。
サイズ:W1000×D500×H510
材質:ヒノキアスナロ製 (国産)
塗装:リボス自然塗料
その他:ステンレス製ビス使用、不織布バッグ付属
プラスチック製プランターが都市の景観を素っ気なくしていた。
使い古されたからといって風情が出てくるわけでもなく、
というよりも3年 使い続けるとカーボンが付着したり、紫外線で黄ばんだり、欠けたり、ひび割れたもの、時に割れが欠落して内部構造が見えるものもある。
街中で見るたびに虚無感を覚える。
”都市景観をよくするプランターが出来ないものか?”
と考えたことから始まった。
木製が良いと一瞬思った。
次の瞬間 木質はダメだと感じる。
なぜなら2、3年しか持たないから。
日本では野外で放置される木質製品の耐久性は非常に低いのだ。
例えば、室内ならば何十年も使える木組の椅子が、屋外の雨ざらしならば数週間から数ヶ月で破損してしまう。
こんなことは多くの人が知っている。
そして木質は選択肢から外された。
様々な素材を検討した。
大学では材料工学の勉強をしていた。
また、景観メーカーに勤めていた時には様々な素材の製品を扱った。
だから、材料や加工についてはある程度の知識があった。
さまざまな金属、いくつかの樹脂、焼き物、木質、繊維…
どの素材でも素材の特性を生かした製品を作ることができる。
金属全般で考えると、それは丈夫で様々な加工を施すことが出来る。
例えば鋼、一般的には鉄。形状の自由度も高く、曲げたり、切ったり、足し付けたりすることが可能だ。
だが重い。鋼の比重は約7.8もある。
作りたいのは緑と花で景観を豊かにする大きなコンテナだ。
土を入れて耐えられる強度を確保して、W1000×D400×H400mmの大きさで設計して見ると約60kgもの重量になる。
鋳物で作るならば厚さが更に増して重くなるしコストも増える。
工業的に作っても風情を出せないなどの課題もある。
焼き物はどうなのか。
低温で焼き上げる素焼きと、高温で焼く部類の陶器、そして磁器がある。
大昔からフラワー・コンテナに使われているのが素焼きだ。
使い続けると年々風情がでて来るのが良い。
焼成温度の関係で、素焼きは簡単に割れてしまうことが多く、壊れやすいことが挙げられる。
壊れてもそれが情緒を醸し出すのが素焼きの良いところだ。
陶器や磁器は耐候性が高く、非常に長く使える。
しかし、屋外で使っても情緒が出ない。
屋外で使用するものは年数が経つと情緒が出た方が良いということはこの焼き物が教えてくれる。
焼き物は焼成時の収縮率が大きく、その歪で割れてしまう。
このため大きな製品を作ることができないことがここでの問題だった。